札幌を拠点に活動する『演劇ユニットわんわんズ』と『ポケット企画』による合同公演をたくさんの方に見ていただくための、ご協賛のお願いです。
演劇には、不思議な力があります。
そして演劇は、なんだかとっても非効率な娯楽です。
今は、家にいれば映画だって、ドラマだってなんでも見ることができます。
しかし、演劇はわざわざ劇場に足を運ばなければいけません。
…なんだか面倒くさいものです。
ようやく脱しつつあるコロナ禍の中で、劇場に人が集まるのが難しい時期に演劇も配信による上演が試みられたりもしました。
しかし、やっぱり演劇は、生で見ることに意味があるのだと痛感しました。
客席(お客様)と舞台(演者やスタッフ)が、同じ空間で同じ時間を共有することに意味がある。
…むしろそれが効率的なのかもしれません。
この公演は、Unique Rhythmicのプロデュース公演となっております。
Unique Rhythmicは、ダンス公演を中心とした企画団体で、代表の河野千晶が「若者たちに活躍の場を」と今回の公演を企画しました。
その「場」となる「アートシェルター」は元々ビール醸造の倉庫であった場所を、クラウドファンディングでアートスペースに改装した場所です。
普段は美術品の展示などをする場所ですが、その自由な空間を使って演劇を上演します。日によって異なる楽器での生演奏やダンスといった様々な芸術を融合してお届け致します。上演するのは札幌を拠点に演劇活動を展開している2つの団体「演劇ユニットわんわんズ」と「ポケット企画」による合同公演となっております。
現代人の生活の中に演劇が入り込んでいくのが難しい世の中ですが、それでもなんとか、演劇で人々の心を豊かにしようと奮闘しています。
演劇は、劇場じゃなくてもできます。
お店や学校、本当は野外でもできます。それぞれの場所で、面白さが生まれるのです。
アートスペースで、演劇。きっと、面白いことになります。
演劇で、札幌を豊かな町にするために。
以下、公演の概要をご覧いただき、是非ご協力のほどお願いいたします。
札幌は「創造都市さっぽろ」として、文化芸術の振興に力を入れており、札幌駅北口に「北八劇場」ができたことで札幌演劇への注目が集まっている。
しかし都市部でのアート活動は規模も大きく、その分手軽さに欠け敷居も高く、札幌市民にはまだまだ演劇が身近なものと感じている人は少ない。
その中で今回は若手劇団の合同公演を、より地域に根ざした空間で行い手軽にアート活動に触れられ新たな地域交流の場の創出と「日常を面白がる目線」を別役作品の上演から触れていただき豊かな心を育み、優しい社会の実現に寄与し札幌市の文化芸術の発展へ貢献することを目的とします。
2団体の合同公演を行うことで単独の公演活動では生まれなかった交流が生まれ、それぞれの活動に戻った際の観客の循環や技術共有が期待できる。またこういった合同公演は札幌では珍しい取り組みであり、同世代の実演家たちへ新たな作品制作の形を示すことができ、人手不足が問題視される芸術分野にも好い影響を期待する。
今回の作品の主題は「存在の肯定」や「日常の豊かさの再発見」にあり、特に疎外感や孤立感を感じている方へよりどころとなるような作品とし、実演を通してそれらのメッセージを積極的に発信していく。
60年代の名作を上演することでより様々な年齢層にお届けし世代を超えた交流が生まれる。
札幌市中心部から少し離れたスペースで上演を行うことで文化芸術に関わる市民の方やその地域に住む方の新たな活動の場を提供し、地域を超えた交流が期待できる。「場」である「ARTSHELTER」は「若手芸術家の希望となる空間に」というコンセプトで昨年オープンしたギャラリーで、汎用性の高いスペースを有効活用することでアート活動の幅が広がることを示し、そういった活動を行なっている20〜30代の活躍を,公演拠点となる地域の方々へお伝えすること。
普段は別々で活動している2つの劇団が合同で舞台を創り上げることで、新たな価値を生み出し、会場となるアートスペースで、作品上演時に生演奏やダンスの要素を取り入れることで多様な芸術が融合し、出演者のみならず来場するお客様の新たな交流も生み出します。
合同という意味を考え、ぶつかるのではなく手を取り合うことができれば、より面白いものが生まれる可能性があると信じます。
今回は、そんな公演になればいいなと思っています。
2014年8月に結成
札幌を拠点として活動する演劇ユニット。
2013年に当時劇団ひまわり札幌養成所に所属していた3人で結成される。
『演劇で、セカイはハッピー』をモットーとし「真面目にバカバカしく、キレキレに喋り、キレキレにアクションし続けるエネルギッシュな作品」が特徴である。
2016年、『教文短編演劇祭』にて準優勝、神奈川で開催された『かもめ短編演劇祭』にて4位の結果を残した。
活動は舞台にとどまらず、お祭りや路上ライブなど、野外でのパフォーマンス活動や高齢者施設や保育園・幼稚園での上演活動も展開。
他団体作品の殺陣振り付けや演劇ワークショップの講師としても活動し、2023年からは各クラス月1回のコミュニケーションを中心とした教室を開講している。過去、5回の本公演に加えて、「わんわんズフェスティバル」などを含めて舞台公演を多数開催。2020年から、札幌市PTA共済会と協働で、市内の小学校・幼稚園を回っての交通安全ショーを上演するなど、演劇を用いた社会貢献活動も行っている。
ポケット企画は主に演劇を上演するための企画団体です。
2018年11月から「ポケットに入れて持ち運べる演劇」をテーマに札幌で活動しています。日常のままならなさを描いた会話劇を中心に、社会問題を取り上げた作品や、不条理な笑いのある作品、古典やモチーフのある作品への挑戦と、実験や研究を繰り返しながら作品を上演。
抜け出せない「今」を、生演奏や身体表現を用いてありのままに表現し、札幌では珍しい世界観で支持を得ています。
小樽や岩手、大阪、東京などの地方公演も経験し、時期場所問わず公演を重ねてきました。
「今しかできない表現」を大切に、文化全体の繁栄を願いながら日々創作活動に励んでいます。
2021年全国学生演劇祭で「最優秀賞」を受賞。2023年WINGCUP13(大阪)にて「最優秀賞」を受賞。2024年CoRich舞台芸術まつり!2024春にて「制作賞」を受賞。
【公演名】Unique Rhythmic Presents
演劇ユニットわんわんズ&ポケット企画 合同公演『小さな家と5人の紳士』
【日時】 2024年10月20日(日)〜27日(日)
20日(日)①14:00/②17:30
24日(木)③11:00/④17:30
26日(土)⑤13:00/⑥17:00
27日(日)⑦11:00/⑧15:00
【場所】 ART SHELTER (札幌市北26条東1丁目3-6)
【料金】 一般3,000円 学生1,000円
〈問合せ先〉 onepockemic@gmail.com
【上演作品】 『小さな家と五人の紳士』(作:別役実)
〈作者及び作品概要〉
〜別役実について〜
日本の劇作家、小説家、エッセイストで、1960年代から独特な作風で知られ、「不条理演劇」の代表的な作家の一人とされている。
作品は、日常的な状況や台詞の中に非現実的な要素を織り交ぜ、観客に対して現実世界の矛盾や不条理を問いかけるものが多く、代表作には『マッチ売りの少女』や『小さな家と五人の紳士』などがあり、そのユーモラスでシニカルなスタイルは多くの人々に影響を与えた。他にも、エッセイや児童文学でも活躍するなど、多方面にわたって活躍。
2020年3月3日に逝去したが、彼の作品は現在でも日本の演劇界で高く評価されている。
『小さな家と五人の紳士』
とある空間に、ぽつりぽつりとやってくる、五人の紳士。
彼らは友達じゃない。けど何かある、ような…
噛み合わぬ会話…
そこへ、女が2人、やってくる。
これは偶然か、はたまた必然か…
日常と非日常の狭間で、起きることとは……
〈出演〉
石川哲也(わんわんズ)
由村鯨太(わんわんズ)
田中春彦(わんわんズ)
三瓶竜大(ポケット企画)
森大輝(ポケット企画)
河野千晶(うにくりずみっく)
澤里有紀子(劇団ひまわり)
〈スタッフ〉
演出:田中春彦(わんわんズ)
演出助手:小林なるみ(劇団回帰線)
空間袁術:三瓶竜大(ポケット企画)
プロデューサー/エンタメトレーナー/宣伝美術:河野千晶(UniqueRhythmic)
照明:竹屋光浩
楽曲制作:中嶋紗音(わんわんズ)
衣装:アキヨ(jellyfish)
宣伝写真:サキシママダラ(ゴマに)
制作:もちづきみえこ
【協賛内容】 1口5,000円
【協賛特典】
企業・団体様→公演のご招待チケットをお渡し致します。口数に応じて、各種宣伝を致します。
個人の方→公演のご招待チケットとパンフレットへのお名前掲載(未掲載も可能)
【協賛受付】 9月20日(金)までにメールまたは受付フォームにてご連絡くださいますようお願い致します。
受付フォーム
https://forms.gle/4dYPMh8hiEAqd36D6
【協賛方法】
現金・振込のどちらかをお選びください。お振込みの際は、以下の口座にお振込みをお願い致します。
〈ゆうちょ銀行〉
店名:九〇八 店番:908
預金種目:普通預金 口座番号:4956738
口座名:演劇ユニットワンワンズ
その1・当日パンフレットへのチラシ折込
ご希望がありました場合には、公演当日にお客様にお配りするパンフレットに、ご協賛者様のチラシなどの広告媒体を折込させていただきます。なお、広告媒体はご協賛者様にご準備願います。(300部予定)
その2・当日パンフレットへの広告掲載
公演当日にお客様にお配りするパンフレットに、ご協賛者様の広告を掲載させていただきます。サイズ表は上記資料をご覧下さい。1コマのサイズが35mm×98mm、カラー掲載となります。
・パンフレットに掲載させていただく宣伝素材のデータにつきましては、受付後1週間以内(最終9月25日迄)に下記メールアドレスまでご送付ください。
・データ形式はイラストレーターでリンクファイルを埋め込んだ(.al .pdfもしくは.eps)または画像データ(解像度300〜350dpiの.jpgか.png)またはPDFを圧縮ファイルにして送付ください。なお、大変恐縮ですが、データはご協賛者様でご用意をお願い致します。
【その他詳細について】
・パンフレット印刷部数(予定) 300部
・印刷形式
A3二つ折り(仕上がりサイズA4)
4ページ〜6ページ/カラー印刷仕様
受付・お問合せ・データ送付先:onepockemic@gmail.com(担当:田中)